Windows10にRustの開発環境を構築する

Rustのインストール

以下のサイトから「Windows (GNU ABI †) (.msi)」の64bitバージョンをダウンロードする。

https://www.rust-lang.org/en-US/downloads.htmlwww.rust-lang.org

現在のバージョン:rust-1.13.0-x86_64-pc-windows-gnu.msi

VC版は別途「VC++ build tools」のインストールが必要になるらしい。詳細は以下。 users.rust-lang.org

とりあえずHelloWorld

インストールが完了したらとりあえず動くかどうか確認してみる。
Rustのビルドシステムは「cargo」を利用するらしい。

プロジェクトの作成

以下のコマンドを実行

cargo new project_name --bin

実行するとgitignoreなどを含むプロジェクトの雛形が作成される。

プロジェクトのビルド

雛形にHelloWorldのコードが既に入っているので特に何もせず、以下のコマンドを実行してビルドする。

cargo build

target/debugフォルダ直下にEXEが作成される。

実行

exe直実行でも良いが、cargo経由でも実行できる。

cargo run

実行結果

    Finished debug [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.0 secs
     Running `target\debug\project_name.exe`
Hello, world!

RustyCodeをインストールする

エディタはVisual Studio Codeを利用する。
プラグインはRustyCodeを利用する。

marketplace.visualstudio.com

  1. Ctrl + Shit + P でコマンドパレットを開く
  2. ext install RustyCode

Rustup版に変更した

ver 1.14がリリースされ、アップデートするのが面倒だったのでこの際だからとRustをアンインストールして、rustup経由でインストールすることにした。

VC++ Build tools

rustup版(というかmsvc版、rustupでインストールするとmsvcになる)にはVC++ Build toolsが必要になるのでDL。 しかし、既にVisualStudioをインストール済みの為、単体インストールしようとするとエラーになった。
なのでプログラムの追加と削除からVSを選んで「変更」を選択し、C++関係のモジュールを全部選択して追加インストールをした。

rustup

以下のリンクからインストーラーをダウンロードし、実行する。

www.rustup.rs

以下のディレクトリにrustc, cargoなどがインストールされる。

%USERPROFILE%\\.cargo

Rustのソースコードをダウンロードする

rustup経由でダウンロードする。以下のコマンドを実行する。

rustup component add rust-src

RustyCodeのパス設定を変更する

ユーザー設定(setting.json)を開く
以下のように設定した。

//Rust
"rust.racerPath": "C:\\Users\\<username>\\.cargo\\bin\\racer.exe",
"rust.rustfmtPath": "C:\\Users\\<username>\\.cargo\\bin\\rustfmt.exe",    
"rust.rustLangSrcPath": "C:\\Users\\<username>\\.multirust\\toolchains\\stable-x86_64-pc-windows-msvc\\lib\\rustlib\\src\\rust\\src",
"rust.cargoPath": "C:\\Users\\<username>\\.cargo\\bin\\cargo.exe"